生録ノスタルジックネイチャー 2016年４月号
- 桐原澄子
- 2016年4月29日
- 読了時間: 4分
※この日の森のささやきを360°パノラマ音源にてお聴き頂けます。
ご購入は下記ネットショップへお申し込みください。
いずれも桐原冬夜ナレーション有り/無しの2枚組になります。
４月になりました。
今月から軽井沢の千ヶ滝周辺の自然音をお届けすることに決めた冬夜さんと柊冴（しゅうご）と歩き始めました。
最初からビックリするような出来事ありの千ヶ滝編。
またワクワクの１年間になりそうです。
千ヶ滝せせらぎの道 駐車場の松の木の下にエビフライ‼ リスちゃん、上手に食べてるね。
「さあ、出発だ～。」と冬夜さん。
千ヶ滝沢を見下ろしながら、橋を渡ります。
川の飛び石にお腹のふくらんだキセキレイ。
タテハチョウの仲間と思われる蝶が一瞬だけ止まってくれたので写真を撮ったら羽根がとても傷んでいました。
穏やかな流れ。
カワガラス発見‼
まぶたが白いので、まばたきするたびに目が白くなるそうです。白い目のカワガラスの写真が何枚も撮れていました。ちょっとこわいお顔だね～。
逃げないので
だんだん近寄って…。立派なくちばしと足だね。
羽根を広げて
川の中へ。
こちらでは、「水浴びしま～す。」とコガラくん。
バシャバシャバシャ。
「気持ちよかった～。」
羽根を整えて。
川の中にクレソンが生えてる。
さて、ちょっと寄り道をして川から離れた道を歩きましょう。
赤い実の宿り木はよく見かけますが、ここには黄色い実の宿り木がありました。
アブラチャンの花。
ハンノキの実が枝に引っかかっていました。
もちろん地面にも落ちていました。
ノイバラが芽を出し、
よく見なければ見つけられないような小さなスミレが咲いていました。
可憐な花を見つけられてうれしかったです。
いろいろな植物が芽を出していました。
下ばかり見ながら歩いていたら、「ジュクジュクジュク」と大きい警戒の声で鳴きながらシジュウカラの♂が目の前に飛んで来ました。
これって、熊さんの爪のあとじゃないよね？ 軽井沢の熊さん、もう目覚めていると聞いていたので思わず周りを見回してしまいました。
花穂の揺れている樹。
ヤドリギが沢山ついている樹。
シカが角を研いだ跡？
何か所もあります。
よく見ると枝の先に赤い花が咲いている樹が…。初めて見ました。
ネコヤナギの樹にエナガが止まってくれました。
川沿いの道に戻ると、ミソサザイが滝の脇を登っていました。
ミソサザイがあちこちで綺麗な声でさえずっています。
何羽もいました。
体が小さくて、動きが速いので追いかけるのがとっても大変‼
細い滝。
水が滴っていい感じ。
ふきのとうが滝の近くに生えていました。
いろんなポーズのミソサザイ。
千ヶ滝。
千ヶ滝のすぐ近くで咲いていた小さな花。
ミソサザイや花の写真を撮っていたら、冬夜さんから「カモシカがいる‼」とメッセージが来ました。
急ぎ足でカモシカを探しながら冬夜さんの所に向かいました。
カモシカは山にいるだろうとばかり思いこんで山の斜面を見ながら歩きますが見つけられません。
冬夜さんのいる場所が見えて来たので、「どこ？」と聞くと指差した方向に…。
え～、こんな近くに大きなカモシカさん‼
こっち向いてくれた‼
冬夜さんとカモシカさんの距離はこんな感じです。
メッセージのとおり、確かに「カモシカがいる‼」ですが、どちらかというと「カモシカが来ちゃった‼」でした。
山を下りてきたカモシカさん、木の芽を食べている？
いいお顔だね。
カモシカさんは、どうしても冬夜さんが気になる・・・。気になって仕方がない・・・。
ドキドキの冬夜さん。あとで聞いたら、「あいつ絶対こっちに来るつもりだ」と思っていたそう。
冬夜さんに近づいて来ました。その距離、なんと３メートル‼。でもここまででした。
この後、カモシカさんはゆっくりゆっくりお食事をしながらまた山に帰って行きました。
本当にゆっくりで夕方になってしまい、見えなくなるまでお見送りすることが出来ませんでした。
カモシカさん騒動の最中に見つけたクレソンの群生。
ふきのとうには小さな虫。
ネコヤナギの咲いている所（ここは咲いてた！日照の関係？）に
飛んで来たのは、メジロでした。軽井沢で見たのは初めてでした。蜜を吸っているのでしょうか？
そして、落葉松の芽吹きが始まっていて
来月は緑いっぱいの森で、夏鳥の声も聴こえることでしょう。
今から、とてもとても楽しみです。
※この日の森のささやきを360°パノラマ音源にてお聴き頂けます。
ご購入は下記ネットショップへお申し込みください。
いずれも桐原冬夜ナレーション有り/無しの2枚組になります。
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