生録ノスタルジックネイチャー 2016年7月号
※この日の森のささやきを360°パノラマ音源にてお聴き頂けます。
ご購入は下記ネットショップへお申し込みください。
いずれも桐原冬夜ナレーション有り/無しの2枚組になります。
今月の音は雨の降る中での楽しいカッコウの声です。
カッコウは開けた草原で鳴くようです。
撮影隊はカッコウには会えませんでしたが…。
晴れた日に草の中から何やら虫の声。声の主を探してみると、
いました、いました。ナキイナゴです。
後ろ脚をいっぱい動かして短い翅とこすり合わせ、「シャカシャカシャカ」と鳴いていました。
こちらはペアになっていました。そ~っと近づいて撮影成功。
風が吹くと草が揺れてピンボケ…。いた!と思えばすぐに気付かれて逃げられて…。根気比べでした。
オカトラノオ。この花を見ると何だか懐かしい気持ちになります。子供の頃から知っている野草だからかな?
ここからは千ヶ滝から少し離れた森で写真に収めました。
小さなつやつやした赤い実がいっぱい。
トリアシショウマ。
シモツケ。
まだ実が緑色のハナイカダ。
ウツボグサ。
まんまる鳥の巣。
白いイチゴみたいなアワフキムシの泡。
何か地面に動くものが…。
近づいてみるとカエルちゃんでした。
結構足が速いので、撮影のため冬夜さんの手に乗せられました。
カエルちゃんとお別れして、冬夜さんともお別れして(ラジオの生放送の為)一人で千ヶ滝に行くことにしました。
まずは、千ヶ滝に行く道の入り口の池のカモさん達にご挨拶。
カモさん達は、池から上がって草むらに何羽もいました。
上のカルガモと下のカルガモは違う子です。
♂と♀の見分け方はよく分からないので調べてみましたら、頭の上の毛の色の濃いカルガモが♂のようです。
そうなると上の子が♂で下の子が♀でしょうか?自信はありません。
オシドリの♀も草むらにいましたが、私が写真を撮ると、
慌てて池の中に入って行きました。
池の奥の方には、カルガモの親子がいました。
遠いのでヒナの数は確認できませんでしたが、お母さんカルガモがヒナを優しく見守っている様子でした。
そして、やはり遠くの樹の上にカモがいるのを見つけました。
家に帰って写真を拡大してみるとオシドリの♀。
オシドリは樹の上の洞などに巣を作るそうですから、もしかしたら巣があったのかな?、もっとじっくり観察すればよかったと後悔しました。
さあ、ここからは千ヶ滝の駐車場を目指して歩きます。
ヤマグワは豊作のようです。
昨年、野鳥の森でもよく見かけたハートの形の種の樹がここにもありました。
ミツバウツギという名前の樹でした。
カラマツソウ。
名前は分かりませんが、この白い花がいっぱい咲いている樹に、モンシロチョウがいっぱい集まっていました。
ナワシロイチゴ。
ヤマグリの花。
ホタルブクロも咲き始めで蕾を沢山つけています。
オカトラノオとシモツケが一緒に咲いていて風に揺られていました。
桜の実?かと思いましたが、やっぱり違うな…。葉っぱも桜とは違うみたいです。
千ヶ滝沢。う~ん、緑ですねー‼
かわいいキノコ。
4月にカモシカさんに遭ったあたりも、こんなに葉が茂っていました。
樹の葉が茂り、沢の水量が多いので水音が大きく、他の音は聞こえませんでした。
途中で滝から下りてきた女性2人の2組の方達にお会いした後は人のいる気配もなく、私一人で千ヶ滝まで行くのはちょっと怖かったのですが、ここまで来たのだからと熊鈴を鳴らしながら滝まで行くことにしました。
千ヶ滝に到着。
暑くて汗をかきましたが、滝からの水しぶきで少し涼しくなりました。
滝をじっと見ていたら、やっぱり滝の音しか聞こえないので怖くなり急いで降りることにしました。
滝からだいぶ離れた山道の方を歩きました。
テンナンショウの花が終わって実になる準備をしていました。
山椒の実。
キバナノヤマオダマキ。
イチヤクソウ。
黄色い小さな花はサワギク?
春に撮影した宿り木がいっぱいの樹。宿り木が目立たなくなっていました。
千ヶ滝の駐車場まで来たので、ひとまず安心です。
冬夜さんのラジオを聞きながら、「もうすぐ夜がやってきます。」の空を撮影しました。
家に帰る1000メートル林道で車の方に走って来たのはキツネでした。
慌てて止めた車の中から写真を撮ると、キツネは走って来た方に振り返りながら帰って行きました。
最近この林道を渡る子ギツネもよく見ます。
どうか事故になど遭いませんように。
※この日の森のささやきを360°パノラマ音源にてお聴き頂けます。
ご購入は下記ネットショップへお申し込みください。
公式ショップ 生録ノスタルジックネイチャー